看護研究対象者への説明・同意書の記載

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看護研究を行う上で倫理的配慮が必要であることについては先に述べたとおりです。倫理的配慮に付随するものとして、看護研究対象者への説明や同意書が必要となります。

日本看護協会は看護研究を行ううえでの倫理的指針についてチェックリスト項目を細かく挙げています。

 

まず基本的なことですが、対象者の個人情報やプライバシーは守られるべき内容です。加えて、対象者の人権および、「知る権利」は保護されなければなりません。その上で、研究対象者としてのメリット・デメリットについての説明と理解、研究不参加のときの不利益がないように配慮しなければなりません。説明書へはその旨の同意を求める文章が必要となります。

 

看護研究を行う上で研究対象者への説明と行うとともに同意書を作成し理解と了承を得た上で研究は進められるべきものです。この書類は、「看護研究同意書」「看護研究説明同意書」「看護研究倫理同意書」などという名称で呼ばれています。

 

以上のことを踏まえたうえで、看護研究対象者への説明・同意書の記載内容の例は以下のようになります。

  • 研究の目的、内容が説明されていること
  • 研究対象者となることで考えられるメリット・デメリット
  • 看護研究への参加は自由意志を尊重されるということ
  • 研究対象者のプライバシーの保護に関する項目
  • 研究を行う研究者の連絡先
  • 看護研究に関わる内容に関して説明・同意に関する研究対象者の署名

 

以上の内容に説明・同意を行った日付が加わったものが主な内容です。