看護研究における看護師のストレスについて

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看護研究の中での看護師のストレスについてお話します。もちろん、看護研究を行うこと自体が「ストレス」だと感じる方もいるでしょう。私自身も最初はストレスと感じていましたから。卒後教育の一環として…という施設もありますので、その中で看護研究に取り組むということはストレスでしかありませんでした。逆転の発想でそのことを研究題材にするとおもしろい視点で研究が行えたかもしれない…というのが現在の心境です。

 

研究の題材として看護師のストレスを取り上げた先行研究はいくつかあります。その多くがデーター収集・分析による「量的研究」です。研究の題材は多く存在します。前述の「看護研究に対する看護師のストレス」なんていうのも調査研究の素材にはなりますし、日々の「やめたい…」という愚痴の中にもヒントはあります。

 

データー収集については何についてどのくらいの量を必要とするかを検討する必要があるのは当然です。○○に対する看護師のストレスとの関係や、地域性、年代による考え方の相違なども加味した上で行う必要があります。

 

以前、どこかの大学の看護研究チームから、「夜勤に対するストレスと仕事の効率」というような内容の無記名アンケートに参加したことがあります。全国の大学病院、総合病院、個人病院に勤務する看護師を対象にしたものです。その時はあまり深く考えていなかったのでどのような結果の論文が作成されたかは記憶に残っていません。

しかし「全国の看護師」を対象にしたことで、アンケート回数率が6割だとしてもかなりの数になりますし分析が大変だろうなーと感じていた記憶だけが残っています。