看護研究のアンケートの作り方
看護研究を行う上でアンケートを用いる方法があります。しかしこのアンケートの作り方は実際には分析方法や効果の判別も含めてかなり難しいものです。特に、質問項目については「なぜ」その質問を行う必要があるのか、その質問を行うことで導き出せる答えを予測、またそのデーターが、全体数のうちで平均値なのか誤差のデーターなのかという分析方法を考えた上で行う必要があります。
看護研究のアンケートを作成する上で その作り方の実際を考えて見ましょう。
まず研究者側の課題として「何のためのデーターが必要なのか」という目的がぶれないように明確にする必要があります。その上で対象者に意図する内容が伝わらなければいけません。
◎質問数が多い
- 数が多いと疲れてしまい正確なデーターがとりにくい
- 同様に筆記内容が多いと答える頻度が下がることが多い
◎質問の意味が分かりにくい
-
特に高齢者にアンケートをとる場合などは二重動詞は質問の意味が
伝わりにくいことが多くあります。
○○と感じたことはないですか?=×
↑肯定と否定の文が入っているとどちらを質問されているのかが伝わらない
○○と感じたことはありますか?=○
【看護研究のついてのアンケート調査を行う時の注意点】
◎アンケートの実施方法について
- 人数や期間を明確にする
- どのようにアンケートを行うか
- 場所
- アンケートの回収方法
- 面接アンケートなのか、郵送や、回収箱を使用したものか
◎アンケートの分析はどのように行うか
◎個人情報の取り扱い方法はどのようにするか
以上のことを踏まえたうえで有効なアンケートを作り、実施する必要があります。