看護師のための勤務表アプリ 「シフトナ」

看護研究のテーマとして外来における看護介入についての先行研究の多くはデーター収集・分析による「量的研究」になります。外来という限られた時間、場所において効果的なデーターを収集することは考えている以上に困難です。また限られた時間が患者にとっては「待ち時間」というストレスを生んでいることもあります。

研究対象は各科、各疾患、状態、入院前か、退院後かでも対応の違いは多岐にわたります。また他のテーマと同じように家族へのケアを必要とする場合も多くあります。過去に行われた先行研究のテーマとしては「糖尿病の患者」に関する内容が多いというデーターがあります。

このことは「外来看護に関する研究の動向と課題」という看護研究において明らかにされました。これは研究対象が外来患者ではなく「外来看護に関する看護研究を行った看護師（正確には論文）」です。他の内容にも通じることではありますが「あたりまえ」に行っていることを「あたりまえと思わない」視点からうまれたテーマではないでしょうか？

この研究は10年ほど前に行われたものですが、その後いろいろな社会情勢も変わり、看護も多様化するなかで現在は変わってきているかもしれません。外来という限られた時間の中だからこそ必要なケアは多く存在します。外来の受付こそが患者にとっては病院の印象といえるくらいの重要な場所です。クリアすべき難しい課題もいくつかあるとは思いますが、看護師の援助を必要としている方は多いのでやりがいは感じる課題だと考えます。