看護研究計画書の書き方
看護研究のテーマを決めた後は計画書を書きます。作成することでアドバイザーの意見を具体的に受けることができます。その為研究計画書はきちんと作成しましょう。計画書の様式は発表を前提にしている時は決まった書式がある場合があります。その時はその書式に沿ってください。
【研究テーマ】
最初は仮でもかまいません。まとめるうちに明確なテーマがはっきりしてくるからです。
【研究者名・共同研究者】
研究者は「自分」になります。共同研究者は共通の課題に対して共同して研究を行うメンバーのことです。研究協力者とは意味が違います。
【研究の動機】
まずは箇条書きで書いてもよいでしょう。「何がきっかけで研究に取り組もうと思ったか」です。
【研究目的】
この研究によって明らかにしたいことです。またはこの研究を行うことで「何が期待されるか」です。
【仮説】
これは必ずしも必要なわけではありません。しかし、研究の動機や目的と関係してくるものですから、抽象的にでも記しておくことで方向性が見えやすくなります。
【研究の背景】
今までに行われている研究、事象をもとに明らかにされていな部分を明らかにすることが必要です。先行研究に関する文献を集めることが必要になります。ここまでは今までの研究で行われているが「この部分」は過去に行われていないというような内容になります。
【研究の対象・研究の方法】
データをどのように集めてどのようにデータ処理を行うのかということです。
【研究期間・費用】
研究を行うのに必要なデータを集める期間とその為の費用になります。
最初は具体的ではなくても大まかな活動内容を書きましょう。また余裕をもった期間を考えましょう。研究計画書は計画を進める段階で多少の修正を行うことがあります。しかし「研究の動機」は看護研究を行う上での要になりますので、ぶれないようにしましょう。