看護研究のセミナーは全国で多数開催されています。日本看護研究学会や医科大学が主催している看護研究セミナーは大変人気です。対象者は現役の看護師や看護学生です。看護研究とは、臨床や教育の現場で働く人がより高い質の看護を目指して取り組んでいます。自分の仕事を見つめなおす良い機会でもあります。看護研究のセミナーでは、看護研究がもたらす多くのメリットを求め、数々のノウハウがレクチャーされています。

では、看護研究のセミナーの項目について御紹介しましょう。まずは看護研究の基礎知識を学び、その上で研究テーマの絞り込みを行います。概念枠組みや研究計画書といった看護研究に不可欠なプロセスを順に学ぶことができます。

そして、研究に必要なデータ収集やその分析の方法のレクチャーを受けます。データ収集や分析が適確に行われないと、それに基ずく研究結果にも影響を及ぼします。よって、データの収集の為の質問紙の作成方法などのノウハウは重要となります。そして、看護研究の最終段階である論文の書き方や発表についても学ぶことができます。
この様に看護研究のセミナーでは、看護研究の一連の流れを知ることができます。臨床や教育の現場での看護師は、看護研究への取り組みを苦手とする人が多いようです。その理由のひとつに、看護研究に関する知識不足が関係していると思われます。セミナーへ参加することで、今までは知らなかった看護研究のプロセスや方法を知ることができ、看護研究への不安が解消されることにつながることでしょう。