手術看護に関する看護研究

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看護研究を行う上で手術室看護についての先行研究は大きく「手術を受ける側への質的研究」「手術に携わる看護師に対する量的研究」に分かれています。

 

手術室看護という環境は「受ける側」も「提供する側」もなんらかのリスクを持っています。そのリスクは不安材料にもなりますので可能な限り取り除くことが必要です。この視点からの研究はいくつかあります。

 

「受ける側」については他の部門と違い「起きている(意識している)」時間の短さ」と「手術中」という特殊な環境に対してどう看護介入を行うかということです。

手術室看護は「手術中」のみではなく「手術前訪問」から「手術後訪問」までがその期間となります。データーを収集できる時間にはとても限りがありますので効果的な関わりが必要です。手術前・後の訪問時にはインタビュー形式(またはアンケート方式)手術中は量的なデーター収集を求められます。手術を受ける方の多くは短期間で退院してしまいますので、あとから追加でのデーター収集は困難です。効果的なデーターを採取するためのワークは重要です。

 

「提供する側(スタッフ)」は手術という精神的ストレスを感じる環境におけるストレスマネージメントや、手術における「安全対策」などの中に研究のきっかけを見出すことができるでしょう。また「新人」の手術室看護師となった方の疑問の中には通常業務で当たり前のように行っている仕事へのシンプルな質問もありそれが研究題材となることも少なくはないです。