看護研究の論文・抄録の書き方
看護研究もここまできたらもう一息です。いままでの経過と得た結果をもとにまとめていきます。内容としてはそれぞれの提出先で求められる内容もありますのでそちらを参考にしてください。ここではあくまで一般的な流れとしてのそれぞれに含まれる内容の記載方法をご説明いたします。
1 序論(はじめに)
看護研究に取り組むにあたり私的疑問をふくめた研究の意義
先行研究や文献などから得た「残された、検討するべき問題」
研究目的
論文としてまとめるにあたり各要因の言葉の定義
2 研究方法
研究対象(標本とも表現)
研究期間 データーを得るのに要した期間
研究目的の達成のために用いた方法
3 倫理的配慮
別項目:倫理的配慮に詳細
対象者は自由意志による参加であること
秘密保持の方法
4 データー分析にもちいた方法
集計の仕方を表示する。統計ソフトを用いた場合はその詳細を記入する。
5 結果
収集したデーターの分析から得た内容、必要に応じ表や図を用いる
6 考察
客観的表現で行う:…と思う。…と感じるという表現は主観的表現
仮説と結果の関連性
結果が実践の改善にどのように役立つか
今後の研究の可能性および方向性
7 要約
研究のまとめ:抄録を添付することで省略される場合もある
おおまかには以上の流れによります。
抄録は看護研究における論文の総括に同じであり要旨を記載する場合要約か抄録のどちらかが省略されるときもあります
抄録の内容としては、研究テーマ、目的、結果、倫理的配慮、研究内容をまとめたものとなり、研究発表を行う時に手持ちの資料として配られることもあります。