看護研究の量的研究とは?

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看護研究のひとつの方法として「量的研究」があります。データーを数値化し統計的な分析を行うことで仮説の検証を行うという考え方です。論理的実証主義、実験的研究ともいわれます。対するものとして「質的研究」があります。

 

本来は心理学において実証的な研究方法として発達してきました。アンケートの作成などとも関連してきますが、対象の置かれた環境を数値化する必要があります。例えば男性・女性・年代・などの看護を受ける側の状況やある刺激に対する反応、AB群といったグループ分け等、さまざな方法により得たデーターについて統計学理論を用いて分析します。

 

仮説検証型ともいわれ、研究の結果得たデーターは数値化されます。数値化されたデーターは客観的な情報となり理論の根拠として位置づけられます。正当な評価を得るためには「的確な情報収集」が必要となるため、「何を」求めるために「どんな」情報が必要かを明確にしなければ、集まったデーターは意味のないものになります。

 

またデーター数がすくない場合その信頼性は落ちてしまいます。計画をいたてる中で十分な研究期間を設ける必要があります。

 

個別的なケアが質的研究、複数のデーターによる研究が量的研究と考えれば多少理解しやすいと思われます。

 

質的研究に取り組んだ場合はそのあとの分析が重要となります。分析方法にはいくつかありますので別項目で詳しく説明します。よく用いられるAB群という比較検討のデーター分析には推測統計という方法が用いられます。