家族看護学研究について

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看護研究を行う上で家族看護学という分野はとても重要ではありますが、実際には個別性が高く看護介入の統一の指針というものがないので難しいと感じる方は多いと思います。

特に日本の文化の中で「家族」というプライベート空間にはできるだけ他人を入れたくないということがその一因です。

 

家族看護学を困難にしている要素として、高齢化と少子化があります。健康に関する問題は多いのに対しそれをケアする環境が不十分なのです。病院や施設といったハード面には限界があり、やむをえず「在宅」へと移行せざるをありません。しかし、前記の問題により抱えている問題は重要です。病気や障害の自己管理、支える家族の問題に対して状況を改善するために看護介入するのがこの研究の目的と方向性になります。

 

家族看護学研究の対象は、病気や障害ももつ人、その家族、地域環境などになります。家族に対するストレスケアを含めて広域に取り組み生活の質の向上を行う必要があります。全国的にこの問題に取り組んでいる団体はいくつかあります。

 

家族看護学研究については日本家族看護学会において定期的にセミナーや研究会、学術集会が行われています。同学会は家族看護に関する興味のある方との交流や学習の機会をもち、看護の質を向上させることを目的としていますので、機関誌や学術集会集録なども先行研究の資料としては有効だと考えます。また他の関連団体の勉強会などの情報も紹介されていますので参考にしてみてください。