一人暮らしの2型糖尿病患者にとっての「家族」

   看護研究で転職を考えた?


本研究は、一人暮らしの2型糖尿病患者にとっての「家族」、について明らかにすることを目的とした質的因 子探索研究である。研究参加者10名に非構成的面接を行い、継続的比較分析を行った。

一人暮らしの2型糖尿病患者は《一人暮らしのきっかけ》から《一人暮らしの決意》をする一方、《自分で決める家族との距離》を設定していた。この《自分で決める家族との距離》は《療養生活の覚悟》の仕方および《一人の生活への思い》に関係し、患者は《一人の生活への思い》をより多く語っていた。《療養生活の覚悟》は《糖尿病の療養への思い》につながり、《自分で決める家族との距離》は《心のなかの家族の存在》と関係をもつ構造が描かれた。

看護ケアとしては、家族との距離のとり方が一人の生活の受け止め方の良否および療養生活の覚悟を決めるうえで大きいため、この家族との距離感をどのように設定しているかを十分に理解したうえで、一人暮らしを支援していく必要性が示唆された。

(出典:日本看護研究協会)

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