透析に関する看護研究

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私自身は透析看護というものを経験したことがありませんので過去に聞いた発表や論文から受けた印象でお話することをご了承ください。

 

透析看護はある意味特殊性があると感じます。なぜなら透析の導入期からエンドステージまで、長い期間 関わることのできる部門だからです。その継続的な時間の経過の中で透析を受ける方の心理状態、とりまく環境も変わってきます。他部門が経験する「入院」「退院」「在宅」という変化とは違う印象を受けます。

 

透析看護について先行研究や文献を探す時によく見かけるのが「透析中」の身体的苦痛へのケアという内容です。この内容については「質的研究」「量的研究」の両方の視点で取り組むことができます。

 

透析を受ける患者はほぼ「永続的」に関わる問題です。その症状や、看護、生活環境など関わる問題は多岐にわたります。副作用、合併症、精神的な問題…。

また透析を受け初めてどのくらいの時間が経過したか、その時期によっても心理状態は違います。透析を行っている時なのかその前後なのかということでもいくつかの看護のポイントがあります。そのすべてが研究のきっかけとなりえます。

 

透析看護の中で「何を」研究材料にするかは「同じ場所で働くスタッフ」にしか分かりません。日々の関わりの中で「難しい」と感じたことや、透析を受ける方の「悩み・苦痛」という訴えの中に研究の種が含まれているのではないでしょうか?その種に対してどう関わるかが研究の題材となります。