看護研究の発表の仕方

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看護研究の論文が出来上がったら次は発表の準備です。可能であれば研究協力者を含め、複数の人数に対して、発表のデモンストレーション(以下デモ)を行うことをおすすめします。デモを行うことで発表の際の話し方、スピード、声のトーンなどの雰囲気をつかむことが出来ます。

 

看護研究の発表のデモを行った後は他のスタッフからの質問や、疑問点を聞くようにしてください。研究者は論文の内容について知っている内容ですが、表現や、分かりにくい内容、論文の文字数の関係で記載しなかった内容など、論文以外の情報もいくつかあります。

実際に質疑応答を行うことで、本番(発表当日)の際の準備につながります。

 

それでは具体的に発表のときに準備するものをご説明します。

 

発表原稿:論文をもとに「です」「ます」調の口語に代えたもの。論文をすべて読むことは時間的にも困難です。限られた時間で内容をまとめるようにしましょう。スライドやパワーポイントを使用する場合は「目視確認」できるデーターについては強調したい内容以外は省略する場合がほとんどです。

 

スライド・パワーポイントの準備:言葉、文章では伝えることが困難なデーターや写真などを分かりやすくまとめます。絶対に必要というわけではありませんが、目で確認できるものがあると伝わりやすいことがあります。

 

質疑応答の準備:予測される質問に対する返答の原稿を準備しておくと、戸惑わずに答えることができます。

 

各種文献:必ずしも自分が持って壇上にたつわけではなく研究協力者が同席する場合には依頼しておくと、質疑応答のときにスムーズにいく場合があります。今「自分」が発表している内容は他の誰かの「先行研究」となりうるわけです。ですから文献に対して興味をもつ他の研究者がいた場合、質問のターゲットになります。

 

そして追加するなら「絶対」ではありませんが発表当日は、余裕をもって行えるように、勤務の調整を行うことをおすすめします。