看護研究の概念や枠組み

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看護研究に取り組む為には、まずは研究として取り上げる事象を分析する必要があります。取り上げる事象に問題点や法則性の有無がある場合、まず始めることは事象の内容や問題の範囲を調べることです。それが概念枠組みとよばれ、概念枠組みの構成の必要性は、多くの看護研究において唱えられています。


概念枠組みの設定には様々なメリットがあります。看護研究のカリキュラムの内容を決定できる点があげられます。また、研究事象に対しての用語や知識を共有することを行うことができます。それは研究効率のアップにつながりますので、研究自体の質を向上させることにもつながります。概念枠組みを設定し、その後に研究自象の関連性や内容を取り上げていかなければなりません。概念枠組みを設定することによって、看護に関しての概念を改めて認識することにもつながります。


そこで、忘れてはいけないことが概念枠組みは仮説であるという事実です。仮説であるがゆえに、取り上げる事象をどの様に説明を説明するかといった仮定の想定が必要となります。どのような範囲で行うか、どのような視点から着目するかといった仮の想定が重要です。


概念枠組みが仮説であることで、その枠組みが不適当であることも考えられます。臨床の実践によって得られた概念であれば不適当ではないが、未だ検証できずの事象であればそうした事態も想定しなければなりません。そうなると看護研究の概念や枠組みの設定には、ある程度の実践や検証が必要が求められることとなります。