看護研究のインタビューガイドの作り方

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看護研究のデーターの収集方法にはアンケートによるものと、インタビューによるものがあります。ここではインタビューによるデーターの収集方法についてお話しします。インタビュー形式でデーターを収集するときに必要となってくるのがインタビューガイドです。

 

インタビューは直接的な事象や観察だけではとらえにくい内容に関して、研究の対象者と研究者が直接の会話を通じて情報を得る方法です。例えば対象者の過去の出来事、プライベートな生活の状況など、現時点では把握しにくい内容に対して行われます。特に質的研究を行うにあたって、いろいろな要因を考えるうえでの情報となります。感じ方や考え方などについては対象者の思いの中にあるものですから、観察のみでは把握しきれない内容も多々あります。

 

インタビューを行うに当たっては、いくつかの話の道筋を立てて取り組みますが、対象者との会話の中で、研究にかかわる話題になったときにはさらに深く話を聞く機会となります。

 

インタビューガイドのつくり方として、

  • インタビューをいつ、どこで行うかどのようなスタイルで行うか(改まった形式で行うか、通常の会話の流れで行うか等)
  • 個人的に行うか グループで行うか
  • 質問の内容、流れはどのようにするか(いつのことを聞きたいのか。現在から過去、あるいは未来へという流れで行う)
  • 時間はどのくらい要するか、1回でおわるのか複数回行うのか
  • どの程度深く話を聞き出すか
  • 記録はどのように行うか

 

ということを考える必要があります。

質問の内容については対象者が圧迫感を感じないように配慮する必要があります。